終身保険と定期保険が一般的な生命保険です。
終身保険は保障が一生涯続く保険、定期保険は保障期間が一定期間の保険です。
この2つに共通するのは保険金が変わらないということです。
保険加入から1年後でも20年後でも同じ額の保険金が貰え、かけ続ける保険料も同じです。
この2つの生命保険と違うのが今回紹介する収入保障保険です。
収入保障保険とは
保険金の受取りが一括じゃなくて分割なので、お給料のように貰えることから、収入保障保険という名前がついています。
収入保障保険は保険金が分割。
ということは満期までの残り期間によって貰える保険金額が変わります。
毎月20万円の保障だったら、満期まで残り10年なら2400万円、残り5年なら1200万円といった具合です。
同じ保険料を払い続けても、貰える保険金額が徐々に減るいきます。
これが収入保障保険の最大の特徴です。
保険料を払い続けても貰える額が減っては損している気分ですよね。
でも保険というものは基本的にはそういうものです。
加入期間が長ければ長いほどお金を払い続けるわけですから、保険料を多く支払うことになるのは当然です。
収入保障保険のいいところ
収入保障保険は加入期間が長くなると貰える保険金が徐々に減る保険です。
その代わり、他の終身保険や定期保険よりも支払い保険料は安くなることになります。
収入保障保険の支払い保険料例
アクサダイレクトではネットから終身保険、定期保険、収入保障保険のそれぞれの保険料を調べられたので支払い例としてご紹介します。
30歳から60歳の30年間加入するとして、40歳時点で貰える保険金を2400万円として表示してみました。
終身保険の毎月の支払い保険料
まずは終身保険からご覧ください。
毎月の支払い保険料は45,528円。
60歳で払済みとなり60歳以降は保険料の支払いはいらないものの、保険金は何歳になっても貰えます。
定期保険の毎月の支払い保険料
次は定期保険。
毎月の支払い保険料は5,664円。
終身保険と比べて毎月の負担は8分の1。ただし60歳満了なので、保険金が貰えるのは60歳までとなります。
収入保障保険の毎月の支払い保険料
最後は収入保障保険。
毎月の支払い保険料は3,240円。
3つの中で一番安い保険料になります。ただし40歳時で2400万円貰えるものの、50歳時には1200万円と下がります。
逆に35歳時では3000万円貰えることになります。
必要な保障額は変化する
一般的に、保険でまかないたい必要な保障額というのは年とともに減っていきます。
例えば30歳では残り約50年間に必要な費用から保障額を見積りますが、40歳になれば残り40年間の費用を見積もるからです。
必要な保障額は変化しますが、終身保険や定期保険では保険金額は変わらず一定。
もし加入時点での保障額から保険金を見積もったら10年後、20年後には保険をかけ過ぎという状態になります。
逆に10年後や20年後の必要保障から保険金を見積もったら、加入時点では保険では保障しきれないということになります。
生命保険は毎月の保険料が積み重なると1000万円以上ものお金をかける場合もあります。
生命保険に入る前に生涯でいくらかけることになるかも考えてみましょう。