日本人の誰もが20歳になると加入する国民年金。
国民年金に加入することは国民の義務として法律に定められています。
国民年金て20歳から59歳まで加入して、その後に年金を受け取るだけじゃないのを知ってましたか?
お金のことを勉強するまで僕はそれだけだと思ってました。
意外と知られていない国民年金の役割をご紹介します。
国民年金について
国民年金を払わないと老後に年金が貰えないのは当たり前。
でも年金が貰えなくなるくらいなら別に払わなくてもいいかなと思ってる人は気をつけてくださいね。
国民年金を払ってないと他にも損することがあります。
特に家族、子どもがいる場合には国民年金をしっかり払っておくことが家族のためになります。
遺族年金と障害年金
日本の保障制度の一つに遺族年金と障害年金というものがあります。
一家の大黒柱が万一自己やケガで亡くなってしまったり、障害が残ってしまったりした時に、残された家族はお金に困ってしまいます。
残された家族の生活を保障するために作られた制度が、遺族年金と障害年金です。
基礎年金として1年間に778,500円、18歳以下の子どもがいる場合には2人目までは224,000円ずつ加算され、3人目以降は74,000円が加算され支給されます。
つまり子どもが3人いる家庭では、778,500+224,000+224,000+74,000の合計約130万円が毎年支給されます。
貰える金額は多いとは言えないものの、残された家族にはあるとないのとでは大きな違いになるはずです。
遺族年金と障害年金の支給条件
遺族年金と障害年金ですが無条件で貰えるわけではありません。
例えば、子どもが18歳になる年までしか加算分は貰えませんし、残された家族の収入が年収850万円以上あっても貰えません。
いくつかある支給条件の一つに「国民年金の加入期間の3分の2以上の期間で支払いがあること」というのがあります。
国民年金をちゃんと払ってないと、遺族年金も障害年金も支給できませんよということです。
意外とあなどれない公的保障制度
FPの勉強をするまでは国民年金て老後に貰えるお金だけだと思ってました。
でも実際には遺族年金や障害年金の支給条件にもなる大切な役割を持っています。
健康保険や高額療養費もそうですが、意外とあなどれないのが公的な保障制度です。
公的な保障制度をしっかり理解しいざとなったら利用できるようにする。
それでも足りなければ、足りない分だけ保険に入りましょう。