こたらの日記

「なんとなく不安」で生命保険に入ってるなら知っておきたいこと

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日本人は8割以上の人がなんかしらの生命保険に加入していると言われています。
「なんとなく不安だから」という理由で入ってる人が沢山いるでしょう。
そんな人たちのために知ってもらいたいことをご紹介したいと思います。

国民年金

僕たち日本人の20歳から59歳までの人なら誰もが支払う義務があるのが国民年金です。
サラリーマンなら厚生年金がお給料から天引きされているでしょう。
国民年金て老後に貰うだけだと思っていませんか?
老後に受取る老齢基礎年金の他に、死亡時に遺族が受取る遺族基礎年金や障害者になったときに受取る障害基礎年金もあります。
国民年金は老後だけじゃなく、死亡保障や障害者保障がセットになった保障制度なのです。
もし「民間の生命保険にはお金を払ってるけど年金は払ってない」という人がいたら、「損をしてますよ」と教えて上げてください。

健康保険

国民皆保険とも言われ、日本人の誰もが加入してるのが健康保険です。
僕たちは税金として毎月この保険料を払い続けています。
医療費が3割負担になることの他に、高額療養費という制度があります。
高額療養費というのは簡単にいうと、医療費の支払い限度額というのが決まっていて、「限度額以上は支払わなくていいですよ」という制度です。高額療養費は申告制の制度なので、知らないでいると多額の医療費を支払ってしまうことにもなり得ます。
もし近くに「医療費が何十万にもなってどうしよう」と困っている人がいたら、高額療養費のことをそっと教えてあげてください。

我が国では、たとえ1ヶ月1千万円の医療を受けた場合でも、窓口負担は4万円強。
via:“高齢者医療制度”についてご説明します。(我が国の国民皆保険制度)|厚生労働省

民間の保険は社会保障を理解した上で入る

国民年金と健康保険は日本の社会保障制度です。
支払う義務があるので、キチンと支払ってさえいれば誰でも利用ができます。
どういった場合にいくら貰えるのか(返ってくるのか)を知っていれば、無駄な保険料を支払わずに済みます。
日本人が保険にかけるお金は生涯で何百万、何千万とも言われています。
何も知らなければ保険会社にお金を垂れ流してるだけかも知れませんよ。

少子高齢化という社会問題

国民年金や健康保険には大きな問題があります。それは少子高齢化という問題です。
もしこのまま少子高齢化が進み、支払う人の数が減り、貰う人の数が増えていけばどうなるでしょう?
今はまだ大丈夫ですが、この先何十年後かはこの制度自体が残ってるとは限りません。
民間の保険会社も同じように、あなたが老後を迎える頃にその保険会社自体が残っているかどうかはわかりません。

あなたが「なんとなく不安」なのは、保険に入ってれば解消される問題ではないのです。
将来のことを不安に思っても仕方ありません。今できることを自分なりに考えてやっていきましょう。

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