僕たちは毎日、何人もの人と接している。
そうすると無意識で人の目を気にしてしまい、自分でも気づかないうちにそれがストレスとなっている。
今回読んだ、金光サリィさんの本「人の目を気にせずラクに生きるために黒猫が教えてくれた9つのこと」はそんな僕たちのストレスを減らしてくれる、「黒猫思考」という考え方を教えてくれる素晴らしい本だ。
物語のように話は進んでいき、読んでいるうちにどんどんのめり込んでしまうとても面白い本だ。
本書で書かれている「黒猫思考」という、人の目を気にしないストレスフリーな自分の作り方をご紹介したい。
あなたが「黒猫思考」を身につけたら、きっと今まで以上にラクでストレスフリーな生活が送れるだろう。
黒猫思考はストレスフリーな思考法
僕たちはついつい自分の周りの人に相手にどう思われているのか気にしてしまう。
黒猫思考では逆。周りを気にするんじゃなくて、自分と気が合う人と人生を楽しむことを大切にするのだ。
「自分の素直な気持ちを聞き入れてくれる人たち」と一緒の時間を過ごすことで、「相手がどう思うか」ということよりも「自分がどう思っているか」ということの方が大切になってくる。
だからといって、今まで相手のことばかり気にしていた人に、周りのことを気にするなといってもすぐには難しいだろう。
相手のことばかり気にしていた人がまずやることは「周りのことを気にしない」という決断をすることだ。
決断というのは決めて断つこと
僕たちは変わろうと思ってもすぐには変われない。
変わろうと決めてもなかなかうまくいかない人は、断つことをしてない可能性が高い。
変わりたいと決めたら同時に何かを断たなくてはだめなのだ。
相手のことばかり気にしている人は、相手から好かれようという気持ちを断つ。
逆に嫌われてもいいくらいの気持ちを持てば、もう相手のことを気にしなくなるはずだ。
全部自分のせいにする
そしてもう一つ変わろうと決めたらやることがある。
それは自分の言ったことやったことに対して、全部自分で選んで決める。
そしてその結果を全て受け入れることだ。
自分の行動の結果に対して、「あの人が言ってたから」と誰かのせいにしていては変われない。
今の自分があるのは過去の自分がやってきたことの積み重ねだ。
「誰かが言ったからやった」じゃなくて「誰かが言ったことを自分が認めたからやった」のだ。
今の自分は他の誰のせいでもない、全部自分のせいで今の自分が作られている。
自分は変えられる
僕たちはなんとなく自分のことを「こういう人」と決めている部分がある。
おしゃべり、無口、人前に出るのが好き、明るい、暗いなどなど。
いい部分も悪い部分も、何かしら自分に対するイメージがあるだろう。
そういうイメージは変えられるのだという。
変え方はとってもシンプル。肯定的な言葉を使って、なりたい自分のイメージを完了形で書くことだ。
例えば「ウソをつかない人になりたい」と思ったら、「自分は正直な人だ」と書き出すのだ。
ウソという否定的な言葉じゃなくて肯定的な正直という言葉を使って、「〜したい」じゃなくて「〜だ」と強く言い切る。
これを毎日、起きてすぐと寝る前に行うといいそうだ。
自分を変えたいなら是非やってみて欲しい。
人の目を気にせずラクに生きるために黒猫が教えてくれた9つのことを読んで
「人の目を気にせずラクに生きるために黒猫が教えてくれた9つのこと」は物語のように話は進んでいきとても読みやすい。
内容ももちろん素晴らしいが、読書が苦手な人にもオススメできる読みやすさはこの本ならではの良さだ。
人生をもっとラクに生きたい、ストレスフリーに生きたい人にオススメの1冊です!