あれもこれもやりたい。でもやることが多すぎて時間が足らない。
僕たち現代人はIT技術の発展とともに大量の情報を裁き、猛スピードで進化する環境や技術に対応をしなければならない。
やることが多すぎるのだ。
それに対処するために佐々木正悟さんが提唱しているのがクラウド化されたタスク管理システムを持つことだ。
IT技術の発展とともに大量の情報が溢れるようになったと同時に、脳の負担を減らし仕事の効率を高めることもできるようになっている。
クラウド化されたタスク管理システムはいつどこにいてもすぐに必要な情報を取り出せる、数年前まではまるで夢のように思われていたシステムなのだ。
クラウド化されたタスク管理システムを使いこなす
- これからやるタスクを思い出す
- タスクの手順を考える
- タスクに必要な資料を探す
- タスクに必要な時間を頭で計算する
- タスクのゴールイメージする
これらどれかひとつでもやっているならそれはクラウド化されたタスク管理システムを使いこなせていない証拠。
逆に言うとこれらは全てクラウド化されたタスク管理システムがやってくれるのである。
クラウド化されたタスク管理システムを使いこなせれば、思い出したり探したりといった脳にかかる負担を減らすことができるのだ。
脳の負担を減らすストレスフリーなタスク管理術
GTD(GettingThingsDone)といわれる仕事術が存在する。
GTDはやりたいことや気になっていることなど全てのタスクを頭の中から追い出し、手帳やクラウドを使って管理することができるシステムだ。
タスクをクラウドに預けるということはこのGTDでも推奨されている、タスク管理術の基本とも言える行動である。
佐々木正悟さんが推奨するタスク管理システムは更に上をいく。
脳の負担をもっと減らすために、全てのタスクの時間を見積もるというやり方なのだ。
これが何故脳の負担を減らすのだろうか。
佐々木正悟さんは著書の中でこう言っている。
私達は平気で「じゃあこの案件、3ヶ月後が締め切りということで」などと口にしているのですが、ある意味ではとんでもないことなのです。
脳にとっては、3ヶ月も6ヶ月も1年も、大した違いはありません。どれも同じく「たくさんの時間」でしかないのです。
ちょうど子供にとって、300万円も600万円も1000万円も、どれも同じように「大金」であるようなものです。
クラウド時代のタスク管理の技術 - P.20
3ヶ月でどれくらい仕事をすすめられるかわからないのに3ヶ月後の締め切りの仕事をしているというのは、今走っている地点がどこなのかわからずにフルマラソンを走っているようなもので、果てしないことのように感じてしまうのである。
これが脳にとてつもない負担をかけるのだ。
時間を見積もることで脳にかかる負担を減らしていくことこそが、ストレスフリーなタスク管理術なのである。
まとめ
クラウド時代のタスク管理の技術を読んだのは通算で3度目。
3回読んでも新たな発見がある素晴らしい本です。
本の中ではタスク管理システムの作り方から佐々木正悟さんが実際に使ってるタスク管理システムの実例も紹介されている。
「あれもこれもやりたい。でもやることが多すぎて時間が足らない」と思ったら是非読んでみて欲しい。
オススメです!