今日は終身型の入院給付が貰える医療保険について考えたいと思います。
医療保険に限らず保険というのは万が一の時の備えとして入っている人が非常に多いです。
万が一の時の備えとして入っていると思っていたのに、実はお金を失ってるだけだったとしたら。
医療保険は本当に必要なのか考えてみましょう。
終身型医療保険の支払い総額
今回はわかりやすくするために30歳男性が定年の65歳まで医療保険に入り続けるというケースで考えてみたいと思います。
楽天の楽天生命スマートに加入し、1日の入院給付金を5000円と設定します。
この場合の月額保険料は1,562円。
年間だと18,744円。
総額にすると35年間で656,040円。
これが確実に出て行くお金です。
同じような条件でライフネット生命で調べてみたらもう少し高くて月額1661円でした。
貰える給付金の総額
1入院当たり1日5000円、最長60日間なので300,000円まで。
通算だと1095日まで保障してくれます。
この数字だけ見ると入っといてもいいかなって気がしてきてたらちょっと待った!
60日間も入院する病気ってどんな病気かイメージできますか?
平均在院日数は35.6日
ちょっと古いデータですが、厚生労働省による平成20年度の平均在院日数は35.6日だそうです。
ちなみにこれは総合失調症のように500日以上入院する場合なども含んだ数字となります。
35日間入院するとしたら給付金総額は175,000円。
そんな入院を30歳から65歳までの35年間に4回もあなたはすると思いますか?
1回でもそういう経験をしたら、二度と入院しないように生活習慣を改めていく。
そっちのほうが健全というか自分のためにも家族のためにもいいことだと思います。
1日たった50円の貯金
1日たった50円の貯金は月1,500円に、月1,500円の貯金は年18,000円になります。
それが10年分貯まれば、さっきの175,000円を超える数字になります。
60万円以上のお金を捨てる覚悟があるなら医療保険に入ることを止めません。
でもそうじゃないなら医療保険はいらないですよ。特に若くて健康なうちは!