消費税があがって家計は大変ですよね。
消費税で上がった3%分は数字でみるとスゴい高くなったわけじゃないけど、気持ち的には大打撃。
スーパーにいって買物をするにも、今まで税込み価格で表示されていたものが、税抜き価格で表示されていてわかりづらいです。これがホントよくないと思いました。
4月1日に飲み物を買いに行ったときのこと。
陳列棚に表示されてる値段が昨日よりも安くなってて「おっ!」って期待しちゃうわけです。
レジに持っていったら消費税の8%分がレジで足されて結局いつもより高い値段でした。
消費税が上がってるから値上がってるのはわかるんですけど、商品が並んでるところの値札をみて少しでも安くなってると「もしかして!?」なんて思っちゃうんですよね。だからレジでお金を払う時、余計高く感じちゃう。
何か買うのを控えて「お金を増やしていきたいなー」って思う人には、貯金とか投資とかよりももっと効率のいいお金の使い方があるので是非覚えておいて欲しいことがあります。
効率のいいお金の使い方の前に
お金を効率よく使うのと「金利」は切っても切れない中なので、先に金利についてご説明します。
そんなの分かってるよって人は読み飛ばしちゃってください!
お金を預けるのにも借りるのにも金利というものが発生します。
「お金を貸す代わりに返すときは、貸した金額よりもちょっと多く返してね」という約束で、ちょっとだけ多く返してもらいます。
貸した全体のお金に対して、お金が増えた分の割合が金利になります。
100円貸して200円返ってきたら金利は100%だし、100円貸して105円返ってくれば金利は5%ということになります。
貯金の金利
銀行にお金を預けておくだけで金利が貰えるのはご存知ですか?
銀行の通帳をみると半年に1回くらいのペースで「利息」なんて書かれて数十円から数百円くらいのお金が入金されていると思います。
日本の銀行にお金を預けておく場合の金利はスゴく低くて、メガバンクと言われるみずほ銀行・三井住友銀行・東京三菱UFJ銀行の普通預金の金利は現在0.02%です。
0.02%ということはどういうことかというと、100万円預けてそのまま1年間ずっと預けっぱなしにしといたら、1年後の銀行口座は100万200円になります。
少し金利の高い銀行の定期預金でも0.1%くらいなので、銀行にお金を預けるのはお金を増やすことには向いていません。
投資の利回り
投資の場合は金利とは言わずに、利回りと言います。
「お金を投資するから、業績が上がったらその分の利益をちょっとだけ分けてね」ということで、配当や株主優待が貰えたりします。
業績が上がり株価も上がれば、買った時には100円だった株が110円になっている可能性もあります。
配当や株主優待だったり、株の値上がりした分の利益を利回りと言いいます。
銀行にお金を預けておくのとは違って、利回りは高いモノで5%くらいになったりします。
ただし、元本割れといって100円投資したのが90円とか80円、酷い時には0円になって返ってこないなんてこともあり得ます。
銀行よりも利回りはよくなるかも知れないし、元本割れするかも知れない。安定しているとは言い切れないのが投資です。
ローンの金利
家を建てる時や車を買う時にローンを組んで買う人がほとんどだと思います。ローンを組む時にも金利がついてきます。
とは言っても銀行に預けたり投資するときとは違って、こちらから払わなきゃいけない金利です。
住宅ローンやクレジットカードで使えるカードローンなど色々ありますが、どれにしてもローンを踏み倒したりしない限りは必ず払わなければいけないお金になります。
つまりほぼ確実に出ていくことが決まっているお金です。
ローンの金利は住宅ローンのフラット35と言われる、最長35年間で組めるローンだと金利はだいたい2%くらい。
カードローンの場合は4%くらいのものもあれば、15%といったものまであります。
もしあなたがお金を貸す側だったら
- 銀行に預けたお金で貰える、増えたことが気づかないくらいごくわずかなお金。
- 投資したお金で貰える、出したお金よりも増えるかも知れないし減るかも知れないお金
- 住宅ローンを貸した時に貰える、銀行よりも割合が高くてほぼ確実に貰えるお金
もしあなたがお金を貸して金利が貰える側だったとしたら、どれが一番いいですか?
僕なら絶対に3番です。
貯金よりも投資よりもまずローン返済!
別に貸す側じゃなくて、ローンでお金を借りる側でも真っ先にお金を使いたいのがローンの返済です!
100万円を3年間、2.5%の金利でローンを組んだ場合を計算してみました。
そうすると3年間で支払う利息合計は38,524円。
もし仮に1年後に30万円繰り上げて返済して返済期間も短くなったら、11,928円払う利息が減ることになりました。
先に30万円払うことで支払いが確実に11,928円減るわけですから、もし同じ30万円をお金を増やす目的で貯金に回すか投資に回すか考えているなら、その考えが間違っていることに気づくはずです。
ローンは組まないに限る
ローンというのは、借りる期間が長ければ長いほど支払いの総額が増えていく仕組みになっています。
例えば家を買うのに3000万円を借りるローンを支払い期間35年間金利2%で組むと、支払い総額はなんと4000万円を超えてしまいます。
3000万円借りたら35年かけて4000万円以上返す。
ローンを払いきれば家は自分のものになるので単純な計算でははかりきれませんが、3000万円借りたら35年かけて4000万円以上返すということはウソでもなんでもなくて事実です。
ちなみに3000万円を10年金利2%という条件で借りるなら、支払いは3300万円くらいになります。
ローンを組むなら期間はできる限り短くして、貯金や投資よりもまずは先にローンを返すことから考えましょう!