人から何かを聞かれてもすぐに答えられなくて困ることがあります。
相手が何を聞きたいのか、何がわからないのかがわからないのです。
人に何かを聞く時に逆に質問されて困ることがあります。
「自分が聞きたいだけなのになんで質問に答えなきゃいけないんだ」と。
この2つの問題をいっぺんに解決するには「わからないので教えてください」の後にほんの少し言葉を付け加えればいいことに気づきました。
何がわからないのかがわからない
「わからないので教えてください」
これだけだと聞かれた側は「何がわかっていないのかがわからない」という状況になってしまいます。
「わからないので教えてください」と聞くのは何も悪くないのですが、ただ「わかりません」だと聞かれた側もなんて答えればいいのかわかりません。
「あなたが何がわからないのか私にはわからないので、わからないことを教えてください」となってしまいます。
情報が少なすぎるからわからない
お風呂のお湯が出なくなった時のことを例にしてみます。
いきなりガス屋さんに連絡して
「お風呂のお湯がでなくなりました。直してください。」
と言ってもガス屋さんは状況を把握しきれません。
水自体はでるのか、ガスの供給がうまくいってないのか、お風呂の故障なのか、ガス屋さんとしては色々な状況が考えられるます。
いろいろ考えられるだけに「お湯が出なくなりました」だけではわからないので「もう少し細かい情報を教えてください」となってしまいます。
聞かれる前にやったことを伝える
「もう少し細かい情報を教えてください」と聞かれる前に、少し細く説明すればいいのです。
わからないことを細く説明するといっても何も難しく考える必要はありません。
ガス屋さんに連絡する前に自分で試したことがありますよね?
・水は出るけどお湯が出ない
・いつもは30秒くらいでお湯が出るようになるのにずっと出ない
・洗面所の蛇口からはお湯が出る
など、なんでもいいので自分でやったことを相手に聞かれる前に言うことです。
そのことを一緒に伝えるだけで、状況を把握しやすくなります。
「お風呂のお湯がでなくなりました。いつもは30秒もすればお湯が出てくるんですが今は水しか出てきません。それとお風呂以外の蛇口からはお湯がでてきました。」
ガス屋さんに電話でいうならこうです。
自分で自分の状況を整理する
当の本人が状況を整理できていないと、聞いた相手も当然状況がわかりません。
お風呂のお湯の話を例にしてみましたが、自分で自分の状況を整理するというのは誰かに何かを聞く時にはいつも心がけておきたいことです。
仕事でわからないことを上司に聞く時も、コンサルタントに相談する時も、どこかのサポートセンターに問合せる時も同じです。
「自分はここまでわかっているんですが、この先がわかりません。」と聞いたほうが解決までの道のりが近くなります。
もし仕事でわからないことを上司に聞くような場面では、自分でやってみたことを整理してみたら実は聞かなくてもよかったなんてこともあるかも知れません。
状況を整理して、自分がわからないことが何かをはっきりさせることはそれだけで解決のゴールが近づくことを意味しています。
さいごに
僕はわからないことを聞くことも、聞かれることもあります。
両方の立場になってようやくこのことがわかるようになりました。
何かを聞く前にはもっと自分で自分の状況を整理するようにしていきたいです。
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