三日坊主という言葉があるように、新しいことを始めてもなかなか思うように続けるのは難しいことです。
誰でも簡単に続けられるなら、そもそも三日坊主という言葉は存在していなかったでしょう。
新しいことを始めようと思っても続かない理由のひとつは、1日は24時間しかないってことを忘れているからです。
1日は24時間しかないのは当たり前だし、新しいことを始めてもそんなこと気にするような人は少ないかもしれません。
でも1日が24時間しかないことを、実はわかっているつもりでわかっていないのです。
新しいことを始める時間はどこから出てくる?
このことを考えてみます。
1日のうち寝る時間は7時間、食事に2時間、仕事に8時間、通勤に2時間、、。
ほとんどの人はこのように1日のうちの大半はもうすでに埋まっています。
ほとんどの時間が埋まっているので新しく何かを始めようと思っても、無理やり寝る時間を削るとかしないとできません。
新しいことを始めて3日くらいは無理やり時間を作ってやろうとします。
でもそんなに無理は続かない。
これが3日坊主という現象のように感じます。
新しいことを始めるにはやめることを決める
最初の3日間は、「寝る時間を数時間やめて新しいことをやった」と言い換えられます。
ただ、寝る時間というのは人間にとって削ってはいけない一番重要な時間なので、長続きはしません。
長続きさせるには、重要じゃない時間を削ることです。
それもできるだけ重要じゃない時間です。
一番無駄だと感じている時間を、一番重要だと感じる新しいことをやる時間に書き換えるのです。
さいごに
時間は一杯のコップに入った水とよく似ています。
コップの中に時間という水は24時間分、もう満杯に入っています。
新しい水(重要な時間)を注いでも、水(時間)はコップからあふれるだけ。
先に不要な濁った水(無駄な時間)を捨てないと、新しい綺麗な水(重要な時間)はすぐに濁ってしまいます。
コップには重要だと思っている時間から先に入れていかないと、すぐに濁ってしまいます。
1日というコップには24時間分の水しか入らないことがわかっていないと、すぐに水はあふれてしまいます。