素晴らしい本を読んでも読みっぱなし。
勉強をして新しい知識を仕入れてもそのまま。
あなたもそんな経験がありませんか?
仕入れた情報を使わなかったり、使うことを先送りにしてしまうことは非常にもったいない。
どれだけ情報をもっていても、最初の「行動」という一歩を踏み出せなければ何もしてないのと同じなのだ。
人生をみずから変え、好転させていける人には、共通点があります。
それは「行動力のある人」です。
via:先送りせずにすぐやる人に変わる方法 (中経の文庫)[Kindle版]
「行動」という最初の一歩を踏み出すことを心理学という側面から、佐々木正悟さんが書いたのが今日紹介する「先送りせずにすぐやる人に変わる方法」だ。
貯金も家計簿もうまくいく6つの方法
僕はブロガーでありファイナンシャルプランナーでもある。
そこで今回は本書の中から特に気になった6つを「貯金すること」や「家計簿を付けること」と絡めて紹介しようと思う。
1.結果を気にしない
僕たちはついつい結果を気にしすぎてしまう。
家計簿をつけて貯金を始めたら100万円すぐ貯まるとか。
実際にはすぐに効果が出ることは少なくて、効果が出る前に挫折してしまうことがほとんどだ。
やったら結果がすぐについてくるという過度な期待が挫折に直結する。
考え方を少し変えてみてはどうだろう。
100万円の貯金を目標に家計簿をつけ始めるとする。
でも実際には100万円の貯金はすぐには成功しない。だから目標を毎月いくらずつ貯めていくという「数」に変えてしまう。
最初は月5万円貯めることを目標に始めてみるのもいいだろう。
最初は1万円貯めるのがいっぱいいっぱいでも、そのうち家計簿から無駄遣いや節約できる部分を見つけ出して貯金できる額が4万、5万と増えていく。
2.決める覚悟をする
すぐやれない、というのは、それを「やる」と本当は決めていない場合もあります。
via:先送りせずにすぐやる人に変わる方法 (中経の文庫)[Kindle版]
貯金をしたいのにできないのは「貯金をする」と決めていないのかも知れない。
貯金したほうがいいんだろうなと漠然と思っているからできないということだ。
決めるということは失うということでもある。
貯金をすると決めたら、無駄遣いをやめなければいけない。
もしそれが本当にやりたいなら「やる」と決めることだ。
3.まず準備をする
すぐに動けない人は、準備ができていないことが多いのです。
「すぐにやろう!」ではなく「まず準備しよう!」という意識に切替えてみるといいでしょう。
via:先送りせずにすぐやる人に変わる方法 (中経の文庫)[Kindle版]
例えば貯金もそう。「貯金しよう!」じゃなくて「貯金の準備をしよう!」に変えるだけでできることが増えてくる。
家計簿をつけるなら「家計簿をつける準備をしよう!」
意識をほんの少し変えるだけで手のつけやすさが段違いになる。
4.すぐ終わることも多いと心得る
なかなか家計簿がつけられないという人でも、レシートの数字をノートやアプリに書き写すことなら1分もかからないでできるはず。
「家計簿をつける」というと何か大事に感じてしまうし面倒くさそうという感情もわいてくる。
でも「1日分のレシートを財布から出す」とか「出したレシートの数字を書き写す」ならそんなに面倒くさそうな感じはしなくなってくる。
「家計簿をつける」ということを分解して実行のハードルを下げてあげることで、手をつけるのが簡単になるのだ。
家計簿をつけたい人はやってみて欲しい。
「家に帰ったらレシートを財布から出してテレビの前に置く」と「CM中にそのレシートの数字を書き写す」こと。
今までずっと手が付けられなかったことが、もしかしたら1時間番組を見てる間に終わっているかも知れない。
5.先読みする
家計簿をつけても一向に家計の収支がよくならない。そんな人いないだろうか?
家計簿というのは現状を把握する手段だから、家計簿を付けただけで収支がよくなるということは絶対にない。
大切なのは家計簿で現状把握し、更に「先読み」をすることなのだ。
家計簿の場合、先読みは簡単にできる。
毎月の給料はだいたい決まってるだろうし、家賃や光熱費も固定費というくらいだからだいたいは決まっている。
家計簿をつけていれば、食費はだいたいこれくらい、ケータイはこれくらいという風に他の出ていくお金も見当がついてくる。
すると残るお金だとかいくら足らないとかもわかってくる。
これこそが「先読み」だ。そして不況な今はこの先読みがとっても大切になってくる。
現状を把握して、先読みをしてみてください。おのずといますべきことをやる意欲がわいてくるでしょう。
via:先送りせずにすぐやる人に変わる方法 (中経の文庫)[Kindle版]
6.最大の損失を先取りする
貯金をしたい、家計簿をつけたい。でも手をつけられない。
それなら手をつけられない理由を書き出してみるのも効果的だ。
理由を書き出して一度自分の中から出すことで「なんだこの程度の理由か」と思ってすぐやれる場合もあるし、「だったらこうすればいい」と対策が出てくる場合もある。
できないならできない最大の理由をとにかく書き出してみるのだ。
すぐやれないのであれば「すぐやれない理由は何だろう」と立ち止まって考えてみてください。おのずと答えは見えてくるはずです。
via:先送りせずにすぐやる人に変わる方法 (中経の文庫)[Kindle版]
さいごに
本書には今回紹介した内容をはじめ、全55項目の先送りせずにすぐやる人に変わる方法が書かれている。
この記事を読んだだけではお金も貯まらないし家計簿もつけられないし、本書を読んでも同じだろう。
あなたがあと一歩踏み出すことが必要なのだ。
あとはあなたの行動力にかかっている!
あなたがもし知識やノウハウをもっているとすれば、それに行動をプラスするだけで、他の大勢に大きな差をつけることができるのです。
あなたに足りないのは、最初の一歩。ただ、それだけです。
via:先送りせずにすぐやる人に変わる方法 (中経の文庫)[Kindle版]
「人生をみずから変えていきたい」「好転させていきたい」そう思っているなら是非読んでみて欲しい。
オススメです!