あたらしい働き方はもう始まっている。
1日6時間労働、壁のない会議室、40万円払うから辞めて欲しいと新入社員に言う会社。
一昔前では考えられない働き方をしている会社が沢山でてきている。
そんなあたらしい働き方を手に入れるにはそれなりのスキルが必要だ。
しかし、せっかく手に入れたあたらしい働き方があわない人だっている。
今の時代に生きる僕たちに必要なのは、会社の選び方を変えていくことなのかもしれない。
現在働いている人にインタビューするカタチで、変わりつつある会社選びの基準について書かれているのが今日紹介する「あたらしい働き方」である。
会社選びは6つのクライテリアで決める
クライテリア、直訳すれば判断基準である。
会社にはその会社なりの素晴らしさが存在している。
例えば、6時間労働の会社がある一方で中には超ハードワークの会社もある。
この2つを比べて短時間労働だからそっちの方がいいという単純な話ではないのだ。
超ハードワークながらそれを受け入れ働いている人たちもいる。
時間の制約だけじゃなく場所、仕事内容、給与など会社選びの判断基準はいくつもある。
それが本田直之さんが提唱する6つのクライテリアだ。
6つのクライテリアは
- 仕事
- 時間・場所・休日
- 給与・評価
- 会社・経営者
- 環境
- カルチャー
である。
この6つもさらに細かく分けることができ、「仕事」なら楽しいのか、自由度はどうなのか、クリエイティブな仕事なのか、出張が多いのかなど。
古い働き方では「働きやすさランキング」のような誰が決めたのかわからないような基準で選ばれていた。しかしこれからは違うのである。
ニューヨーク・タイムズ紙に興味深い記事がありました。デューク大学の研究者キャシー・デビッドソンが、こんなコメントをしていたのです。2011年に小学生になった子どもの65%は、将来今はない仕事に就く。
今はない仕事に就くなら、働き方もまったく違ったものになっていくはずです。
あたらしい働き方 - P.11
さいごに
新しい時代には新しい働き方、新しい会社選びの仕方が必要になってくる。
6つのクライテリアを組み合わせ、「自分なり」の理想の会社を見つけることがこれからの会社選びには大切なのだ。
本書には6つのクライテリアの他に、「あたらしい働き方を手に入れるための17の必要なスキル」や「あたらしい働き方の会社を作るための必要な10の要素」が書かれている。
新しい働き方に興味がある人はもちろん、会社選びに迷っている人にもオススメです!