読書の秋です。@kotala_bです。
吉越浩一郎さんの著書「ほんとうは仕事よりも大切なこと」を読みました。
とても読みやすくあっという間に読み終えてしまいました。
「ほんとうは仕事よりも大切なこと」を読んで特に印象に残った6つのことを書きます。
1.仕事の生きがいなんてあくまで期限付き
生まれてから80年生きるとして、最初の約20年間は学生で定年を60歳とすれば定年後の期間も同じく約20年間です。
仕事をする期間というのは人生全体の半分の約40年間になります。
「仕事が生きがい」という言葉を聞きますが、人生の半分しかその期間は無いわけです。
「仕事が生きがい」なんていわずに、家族のために家族と一緒にいる時間を増やして生きたいです。
2.結婚とは、ふたりで同じ方向を見つめて歩んでいくこと
Looking in one direction / prosto photos
星の王子様で有名なサンテグジュペリの言葉に「愛するということは、互いを見つめ合うことではなく、共に同じ方向を見つめるということだ」というものがあります。
互いに見つめ合うことが恋愛で、同じ方向を見つめ歩んでいくことが結婚ということです。
「同じ方向を見つめ歩んでいくこと」というのはシンプルですが中身の濃い言葉です。
二人が見ている方向がずれていれば、次第に距離が離れていってしまいます。
一緒に同じ方向へ歩んでいくには、軌道修正をすることが必要です。
まだ独身ですが「同じ方向を見つめて歩んでいく」ことの意味を考えていこうと思います。
3.偶然を大切にすれば、必ず「運命」に出合える
著者の吉越浩一郎さんと奥さんのダニエルさんの出会いは偶然の積み重なりだったそうです。
鉛筆を転がして大学のドイツ語学科を決め、奥さんと知り合ったドイツ留学も場当たり的な発想だったといいます。
この偶然の積み重ねが「運命の出会い」にたどり着いたのだそうです。
今僕がここでブログを書いているのも偶然立花さんのブログを目にしたことがきっかけです。
どんな出来事でも偶然を大切にして生きたいです。
4.価値観の違いが結婚の高いハードルなんてウソ
人はみんな生まれも違えば育った環境も違います。
それでいて価値観が違うというのはごく自然のことに感じます。
同じ環境で育った兄弟でさえ価値観が違うのに、価値観が同じ人を探す方が難しいです。
そこで吉越さんは価値観の違いを受け入れるキャパシティーが大切だと言います。
吉越さんは日本人で奥さんはフランス人。
育った文化も環境も違う2人ですが、それが結婚生活の支障になったことは一度も無いと言います。
価値観が違うのは当たり前。
「違い」を受け入れる、人としてのキャパシティーが大切です。
5.休日は休むためではなく、遊ぶために使う
人生は楽しむためにある。
日本人は休日を「身体の安息日」になっている傾向があります。
それはなぜなのか、答えは単純。
平日が残業続きで疲れ果てているからです。
休日の過ごし方以前に平日の過ごし方に問題があるのです。
体力のある20代30代ぐらいなら多少疲れが残っていても休日に遊びまわれますが年をとり体力が衰えてくるとそうもいきません。
10年後20年後を見据えて若いうちから、毎週やってくる土日の休みをどう私生活の為に充実させるか意識を変えていきましょう。
6.「気にかける言葉」と「寄り添う言葉」を大切にする
相手を思いやる言葉がけには「気にかける言葉」と「寄り添う言葉」があります。
「気にかける言葉」というのは相手を気づかったり、相手をより知るための言葉です。
「何かあったの?」「どこへいくの?」「何をするの?」
これらは詮索するような言葉に聞こえなくはないですが、相手を思う気持ちがなければ出てこない言葉でもあります。
「寄り添う言葉」というのは相手を共感する「そうだね」という言葉です。
本書ではこの共感の言葉こそが最大の愛情表現だと言います。
日常から相手を「気にかける言葉」「寄り添う言葉」を大切にしていきましょう。
まとめ
僕は結婚していませんし、結婚したこともありません。
この本を読むまでは結婚とはどういうものかあまり深くは考えたことがありませんでした。
本の中には「こういう結婚生活を送ってみたい」「こういう結婚生活だったらいいな」ということが多く書かれていました。
結婚すること・結婚生活について考えるきっかけになる本です。
僕みたいにまだ結婚していない人、結婚を考えている人そして既婚の人、男女関わらず全ての人にオススメです!
是非読んでみてください!