初恋の人と初めて話した時のことを覚えていますか?
僕は何を話したかまでは定かではありませんが、とにかくドキドキしたことを憶えています。
「何を話せばいいんだろう」「会話に間ができたらどうしよう」という不安感があったのだと思います。
あの時もっと相手の話を聞いていたら・・・。
今になってみるとそう思います。
最近読んだ「キラークエスチョン」という本にはこう書かれていました。
何を聞くか
「何を話すか」ではなく「何を聞くか」
via:キラークエスチョン - P.5
コミュニケーションで大切な事は「話す」ではなくて「聞く」ことだそうです。
「話す」は自分のことを話すだけですし、独り言のように一人で「話す」こともできます。
でも「聞く」という行為はまず相手がいないと成り立ちません。
面白い話は面白いとは限らない
面白い話はウケがいいかも知れません。
でも相手がその面白い話を面白いと思って聞いているとは限りません。
顔は笑顔でも心の中はどうでしょう。
もしかしたら家で待っている家族の心配をしているかも知れないし、明日の仕事のことを考えているかも。
ひとついえることは、自分が話してばかりだと相手のことがわからないということです。
人は誰でも話を聞いてほしい
人は基本的に話を聞いてほしい生き物だからだ。
via:キラークエスチョン - P.7
自分に興味を持ってくれる人に話をするのを嫌だと思う人は少ないのでしょう。
僕自身、どちらかというと人に自分のことを話すのは苦手な方なんですが、話を聞かれると意外としゃべることが多い気がします。
相手に関心を持つ
自分の立場に戻ってみると、相手に興味を持って「話す」より「聞く」に重点を置くとコミュニケーションが取りやすいのだとわかります。
「聞く」には相手に興味や関心がないと突拍子もないことを聞いてしまうかも知れません。
まずは相手に興味を持つことが大切です。
まとめ
コミュニケーションをうまく取るには、自分の話をするんじゃなくて相手の話を聞くこと。
興味を持って、相手がグッとくる質問をすること。
すると、相手も自分に興味を持ってくれて距離がぐっと縮まります。
もしあの頃の自分に戻れるなら、もっと相手の話を聞きなさいとアドバイスしてあげたいです。
もし何を聞けばいいかわからないときは、
初対面で何を話せばいいかのコツは、自分が正直に感じた事の中で相手を不快にさせないことを選んで話すことだ。
via:キラークエスチョン - P.18