「君は1万円札を破れるか?」というタイトルはとても強烈だ。
本の内容は、僕たちが「お金」というモノにいかに洗脳されているのか、はっきりさせられるものとなっている。
目の前の1万円札はただの紙切れだ。ただの紙切れには物質的な価値はほとんどない。
紙切れに「日本銀行券」と「10000」と印刷されているだけだ。
そこに信用と情報価値が加わり、「お金」として使われているのにすぎないのだ。
これこそが「お金」の洗脳だと著者は言う。
本書には「無限の富を得る方法」という章がある。
その中からお金に困らなくなる方法と稼ぐ方法という部分を紹介したい。
お金に困らなくなるための第一歩
なぜお金に困るのか。それは得る収入よりも支出が多いからに他ならない。
お金に困らないというのは、「確実に収入が支出を上回る」という状態が一生、続くという状態です。
- P.160
ではいくらあればお金に困らないと言えるだろうか。
それを知るには自分がお金で手に入れたいものをはっきりと知る必要がある。
一軒家が欲しいから、そのために5000万円必要。
と言った具合に、具体的に自分がお金で手に入れたいものをはっきりさせるのだ。
そうじゃなければ、いくらあってもお金に困る可能性が出てくる。
将来のお金が不安というのは、お金出てに入れたいものが何か、それはいくらなのか知らないから出てくるのだろう。
だからただなんとなく不安になってしまうのだ。
自分がお金で手に入れたいものをはっきりさせ、それにいくらかを知ること。
これがお金に困らなくなるための第一歩である。
お金を稼ぐ近道はやりたいことをやること
人間の脳は、自分がやりたいことをやってるときに最高のパフォーマンスを発揮します。しなければならないことをやってると、パフォーマンスが下がります。
- P.187
別にやりたくはないけど、やらなきゃいけないからしょうがなくやってることで年収500万円の人がいたとする。
この人は自分のやりたいことをやれば、もっとパフォーマンスをあげ年収700万円にも1000万円にもなるというわけだ。
逆に1000万円稼ぐ能力があっても、イヤイヤしょうがなくでやってたら年収300万円程度のパフォーマンスしか発揮できないのだろう。
自分のやりたいことをやるというのは、二度と戻ってこない人生の貴重な時間を最大限に活用することでもある。
やりたいことがあるなら是非やって欲しい。
自分が大好きな、こだわっていることを徹底的に追求してみることです。「どうすれば儲かるか」を先に考えて、本意ではないことをやっても、説得力は生まれません。
まずは自らが信じる「価値」を追求したうえで、その価値を表現し、他者を説得する方法を見つければよいのです。
- P.200
君は1万円札を破れるか?を読んでみて
本書の終盤、「おわりに」の直前に「自由」について書いてあった。
この内容がとても強く印象に残っているので紹介したい。
釈迦は弟子たちに「自らを由りどころとし、他のものを由りどころとせずにあれ」と教えたといいます。つまり、「思考や行動の判断基準をほかの何者でもない、自らに置きなさい」ということなのです。
僕は判断基準を自分に置いて、やりたいことをやっていきたい。
今回紹介した内容はほんの一部分なので気になる人は読んでみてください。
「お金から自由になりたい」とか「やりたいことをやりたい」という人にオススメの本です!
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